水と光が織りなす静寂──エクシブ琵琶湖で味わう“上質な非日常”

キャプション:鏡のような琵琶湖に佇むエクシブ琵琶湖。建築と自然が美しく溶け合う瞬間。

滋賀県・守山市。
関西の都市部から車で約1時間──琵琶湖のほとりに、まるで水面に浮かぶように建つ白亜のリゾートホテル「エクシブ琵琶湖」。
ここは“水と光の調和”をテーマにした、静けさと上質さを兼ね備えた大人のための隠れ家です。

チェックインした瞬間から、心拍がひとつ落ちる。
窓の外に広がる湖の静けさが、自然と呼吸を深くしてくれます。


1. チェックイン──光と水が迎えるプロローグ


キャプション:エントランスに足を踏み入れた瞬間、目に飛び込む湖と光の景色。

到着してまず感動するのは、ロビーに差し込む光の美しさ。
白と淡いベージュで統一された吹き抜け空間に、琵琶湖からの反射光がゆらゆらと踊ります。
まるで“光そのもの”がインテリアの一部になっているかのよう。

チェックインはソファでゆっくりと行われ、ウェルカムティーとともに旅の疲れを癒してくれます。
スタッフの対応も穏やかで、「ようこそ」という言葉が静かに心に沁みます。

おすすめ撮影タイム:
午後3時前後の光は、湖面の輝きがロビーの床に映り込む最も美しい時間。
ロビーの中央に立ち、吹き抜けの上部から射す光を背景に撮影すると印象的な1枚に。


2. 客室──湖と空を切り取る、静のデザイン


キャプション:窓を開けると、静かな湖の音と風が入り込む。

客室の扉を開けた瞬間、視界の先に広がるのは一面の琵琶湖。
大きな窓から差し込む光と、やわらかな風。
時間の流れが穏やかに変わるのを感じながら、ただ湖を眺めるだけで贅沢な気持ちになります。

内装はシンプルかつ上品。
木のぬくもりと淡いベージュトーンが調和し、まさに「何もしない贅沢」を叶えてくれる空間。
ベッドに横たわると、カーテン越しに湖面がゆらめき、まるで自然のキャンドルのように光が踊ります。

夜はバルコニーに出て、夜風に当たりながらグラスワインを一杯。
遠くの漁火が揺れる光景が、心をゆっくりと鎮めてくれます。


3. 温泉&スパ──水の音に包まれる癒しの時間


キャプション:湯面に空が映る露天風呂。朝と夜でまったく違う表情を見せる。

エクシブ琵琶湖の温泉は、湖に最も近い位置にあり、露天風呂からは視界いっぱいに水面が広がります。
湯船に身を沈めると、まるで湖と一体になったような感覚。
朝は薄霧がかかり、夜は月明かりが湯面に映り込みます。

湯の温度はややぬるめ。長く浸かっても疲れず、心地よい温もりが全身を包み込みます。
湯上がりのリラクゼーションルームからは、湖を見渡せるテラスへ直結。
ゆったりとしたソファでハーブティーを飲みながら、風と光の音を感じる時間はまさに至福です。


4. ダイニング──近江の恵みとフレンチの融合


キャプション:滋賀の食材を贅沢に使ったフレンチコース。地元の風土を味わう贅沢。

ディナーは、和食・中華・フレンチなど複数のレストランから選べますが、
特におすすめはフレンチ「ル・ミディ」

地元・滋賀の旬食材をふんだんに使用し、近江牛や琵琶湖産の鮎、地野菜などが華やかに登場します。
ひと皿ひと皿に“季節の香り”が宿り、盛り付けもまるでアートのよう。

ワインとのペアリングも絶妙で、特に地元ワイナリーの白ワインは繊細な味わいが魚料理と好相性です。
食事を通して感じるのは、料理人の「地の恵みを伝えたい」という想い。
その丁寧な一皿が、旅の記憶をさらに深めてくれます。


5. 朝の時間──鏡のような湖に心を映す


キャプション:朝の柔らかな光と静寂。湖面がまるで鏡のように空を映す。

翌朝、カーテンを開けると、まるで世界が静止したかのような景色。
風のない日は、琵琶湖が鏡のように空を映し、光と影がゆらめきます。

朝食はブッフェスタイルまたは和定食。
おすすめは和定食で、近江米の炊き立てご飯に、出汁の効いた味噌汁、
地元野菜のおひたし、鮎の一夜干しなど、滋賀の食文化を感じる内容。

朝の光を浴びながらいただくコーヒーは、格別の一杯です。
静寂の中で聞こえるのは、鳥の声と風の音だけ。
“ゆっくり生きる”という感覚を取り戻せる時間です。


6. 周辺観光──琵琶湖をめぐる文化と自然


キャプション:湖畔に建つ白髭神社の鳥居。琵琶湖随一のフォトスポット。

チェックアウト後は、周辺の観光もおすすめ。
車で30分ほどの近江八幡は、歴史的な街並みが残る人気エリア。
八幡堀やクラシックな町家カフェを巡れば、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようです。

また、琵琶湖の北側にある白髭神社は、“湖に浮かぶ鳥居”が幻想的な絶景スポット。
朝や夕方に訪れると、光と水のグラデーションが写真映えします。


7. まとめ──水の静けさが教えてくれる“本当の贅沢”


キャプション:夕陽が沈む瞬間、湖が金色に染まる。エクシブ琵琶湖の一日のクライマックス。

エクシブ琵琶湖の魅力は、華やかさよりも“静けさの美”。
目の前の景色が時を刻み、風や光が空間を満たしていく──
それを感じるための場所です。

忙しい日常では見過ごしてしまう音や光の変化。
ここではそれが、旅の主役になります。

帰り際、湖を振り返ると、波が静かに寄せては返す。
その穏やかなリズムが「また来たい」と心に刻まれる瞬間。

エクシブ琵琶湖は、“時間を味わうためのリゾート”です。
静かな休日を求めるすべての大人に、ぜひ一度訪れてほしい場所です。