
ハワイ・オアフ島の名門「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」
2020年、横浜・みなとみらいに誕生したのが「ザ・カハラ・
“心からのくつろぎ”をテーマにしたこのホテルは、
上質な静けさと洗練されたホスピタリティを提供してくれます。
一言で言えば、ここは“ラグジュアリーを超えた癒し”。
滞在そのものが、日常をリセットする特別な体験になります。
1. 到着──海辺の光と香りが迎える瞬間

横浜駅から車で約10分、パシフィコ横浜の奥、
タクシーで近づくにつれ、
エントランスでは、
ドアが開くと、ふわりと漂うプルメリアを思わせる甘い香り。
ハワイ本店のDNAを感じる瞬間です。
ロビーに入ると、天井まで伸びる大きな窓から光が差し込み、
水盤越しに海がきらめく──その景色だけで、心が軽くなる。
チェックインは座ってゆっくり。
スタッフが丁寧におしぼりとウェルカムティーを差し出し、
“ホテルの時間”がゆっくりと流れ始めます。
2. ロビーラウンジ──“静寂のデザイン”が奏でる上質空間

ロビーの中心には、滝のように流れる水のモチーフと、
どこを切り取っても“静寂のデザイン”が成立しており、
都会の真ん中とは思えないほどの穏やかさに包まれています。
壁面にはハワイをテーマにしたアートが飾られ、
空間全体に流れるジャズと波音が、五感を優しく刺激します。
日中は光が反射してきらめき、夜は照明が控えめに灯る。
時間の移ろいそのものが、
3. 客室──海と空を一枚に切り取る、横浜屈指の絶景

客室に入ると、まず視界を奪うのは圧倒的な海の眺め。
床から天井まで続く全面ガラスの窓の向こうには、
まるで海上に浮かんでいるような開放感に、
室内は、ベージュとグレーを基調とした上品な色調。
ハワイのカハラ本店と同様に、
ベッドはふわりと体を包み込むシモンズ製。
寝転んだままでも海が見えるように設計されており、“
バスルームも特筆すべきポイント。
深さのあるバスタブと、レインシャワー、
夜は湯に浸かりながら横浜の夜景を眺める──
4. スパ&プール──水と光に包まれる“美の時間”


「ザ・カハラ・スパ&フィットネス」は、
“ハワイの癒しと日本の繊細さ”を融合させた特別な空間。
エッセンシャルオイルの香りに包まれながら、
人気は、海を望む温水プール。
天井まで届く窓から差し込む自然光が水面に反射し、
泳ぐというより“漂う”という言葉が似合う贅沢なひととき。
夜にはライトアップされ、まるで水と光の舞台。
静寂の中に響く水の音が、心を穏やかにしてくれます。
5. ダイニング──美と味が融合する“横浜カハラ・キュイジーヌ”

ディナーはぜひメインダイニング「THE KAHALA」で。
ハワイ本店の精神を継承しつつ、ここ横浜では“日本の四季”
前菜からデザートまで、一品一品がアートのよう。
料理長が語る「料理は五感の芸術」という言葉通り、
盛り付け、香り、音、そして味わいが完璧な調和を奏でます。
特におすすめは、
- 神奈川産の鮮魚を使ったカルパッチョ
- 黒毛和牛のグリル、トリュフソース添え
- パッションフルーツのムースとココナッツのデザート
ワインペアリングも秀逸で、
窓の外に広がる夜景を眺めながらの食事は、まさに“
6. 朝の時間──光と香りに満たされる目覚め

朝、カーテンを開けると、柔らかな光とともに海が輝く。
前夜の夜景とはまた違う、透明な青が部屋を包みます。
朝食は洋食・和食のいずれも極上。
洋食では、焼きたてのパン、フレッシュジュース、
和朝食は、出汁の香りが立つ味噌汁や炊きたてのご飯、
おすすめは、テラス席での朝食。
潮風とともに香るコーヒーの匂いが、心を穏やかにしてくれます。
その瞬間、「今日を大切に生きよう」と思えるのです。
7. 周辺散策──“みなとみらいの静”を歩く

チェックアウト前後には、ホテル周辺を散策するのもおすすめ。
徒歩5分で着く臨港パークでは、
夜には観覧車のライトアップが水面に反射し、
ショッピングや観光を楽しみたい方には、
「MARK IS みなとみらい」や「赤レンガ倉庫」も徒歩圏内。
ホテルの静けさとの対比が、旅のリズムを心地よくしてくれます。
8. まとめ──“五感をほどく”という贅沢

ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜は、
単なる高級ホテルではなく、“感性を解き放つ場所”です。
都会の中にありながら、どこまでも静かで、どこまでも優しい。
建築・香り・音・光──そのすべてが「癒しのための設計」
チェックアウトの瞬間、
それほどまでに、滞在の時間が深く心に染み込むのです。
ラグジュアリーとは、“時間を丁寧に味わうこと”。
ザ・カハラ横浜は、その哲学を最も美しく体現する場所です。
