エクシブ初島クラブで味わう“島時間”──船で向かう非日常、海景、静けさ、美食がそろう週

キャプション:熱海港を離れるフェリー。船の振動と潮の匂いが“旅のスイッチ”を入れてくれる。

初島は、熱海の沖合に浮かぶ小さな離島。都心から電車と船を乗り継いで2〜3時間ほどで、驚くほど密度の高い“島の休日”に辿り着ける場所です。島の高台に佇む「エクシブ初島クラブ」は、到着した瞬間から視界が海で満たされ、時間の流れがゆっくり反転するのが最大の魅力。今回は、チェックインからチェックアウトまでの“体験の流れ”で、滞在のコツと写真の入れどころをまとめました。


1. 出航〜到着:船旅は“余白”の助走


キャプション:透明度の高い海と白い桟橋。島のスケール感が近づくほど心が整う。

熱海港で乗船券を受け取り、デッキに出て風を浴びながら出航。船内で座ってしまうより、5分でもデッキに出るのがおすすめです。潮風が髪に触れる感覚、遠のく本州の街並み、近づく島影。到着までの短い時間が、その後の“島時間”を長く感じさせてくれます。上陸後は港の緩い坂を上り、エクシブのゲートへ。歩いているだけで空の色が少しずつ変わるのが分かります。

ワンポイント

  • 乗船前に酔い止めを1錠。船旅が苦手でも景色を楽しめます。
  • 港で簡単な軽食と飲み物を準備すると、部屋に入る前の“ひと息”が上質に。

2. チェックイン:音量を落としたラグジュアリー


キャプション:ロビーの一面に広がる海。光が床に映り込み、視界が整う。

館内に入ると、海に向かって開けたロビーが迎えてくれます。大きな窓から差し込む光、低めの家具、落ち着いたトーンの内装。スタッフの所作も含め、**“音量を下げたラグジュアリー”**という表現が似合います。チェックインは座ってゆっくり。ウェルカムドリンクやおしぼりで一息ついたら、さっそく部屋へ。

撮影のコツ

  • ロビーは曇天の日がねらい目。反射が柔らかく、床材の質感がきれいに写ります。
  • 人が写り込まないタイミングを狙うなら、到着直後か夕食時。

3. 客室:海が主役、余白が脇を固める


キャプション:窓辺の椅子に腰掛け、ただ水平線を眺める時間。島の滞在の主役は“風景”。

部屋に入ってまずすることは、カーテンを全開にすること海に向いた客室は、窓辺に立った瞬間に体の緊張がほどけます。インテリアは色数を抑え、光と影のコントラストで表情が出る設計。ベッドはややしっかりめの弾性で、読書灯の位置やコンセントの配置など、細部に“使いやすさ”が行き届いています。テラスの椅子に腰掛け、潮の匂いと風の音だけを聞きながら、到着の余韻を楽しみましょう。

部屋での過ごし方メモ

  • 到着直後にスマホの**“おやすみモード”**をON。通知を断つと、時間が増える感覚に。
  • テラスに温かい飲み物と薄いブランケット。海風の肌寒さを“心地よさ”に変えてくれます。

4. 温浴・プール・スパ:島の空気で“深く眠る体”をつくる


キャプション:湯上がりに風が通る通路。体温がすっと落ち、眠気が心地よく訪れる。

滞在中は、入浴→外気浴→水分補給のリズムを数セット。島は風の抜けがよく、湯上がりにテラスで外気を吸うだけで、自律神経が整うのを体感できます。季節営業の屋外プールが開いている時期なら、夕方の斜光を受けて水面が金色に揺れる時間帯が最高。夜は照明が抑えられ、海の黒と空の黒が溶け合うのを眺めながら、早めの就寝がおすすめです。

持ち物

  • 速乾タオル・軽い羽織り・歩きやすいサンダル。
  • スキンケアは“低刺激×保湿強め”をひとつ。潮風で乾燥しやすいです。

5. ダイニング:海の香りを軸に、軽やかに進むコース


キャプション:香りが立つ温度で供される前菜。器と盛り付けの“余白”が味わいを引き立てる。

ディナーは、海の素材を主役に据えたコースがよく似合います。前菜は温度設計が命。冷たい皿は冷たく、温かい皿は香りが立つ手前で。魚介の火入れがほどよく、最後まで重さを感じにくい構成です。ワインは白のミネラル系を一杯、メインに合わせて軽い赤をもう一杯。量を控えめにするほど、翌朝の目覚めが軽くなるのを実感できます。朝食は和洋いずれも塩味のキレが良く、海を眺めながらのコーヒーが格別。

注文のコツ

  • “季節のコース”+“島の魚介”に関わるアラカルトを1皿だけ追加。満足度が段違い。
  • 苦手食材は早めに相談。丁寧に代替を提案してくれます。

6. 島内散歩:半日で“初島の素”に触れる


キャプション:歩いて15分で風景が変わる島。岩場と入江、小さな灯台、草の匂い。

初島の良さは、“歩くほど風景が変わる小ささ”港から続く遊歩道を気の向くままに歩けば、岩場・入江・小さな畑・漁の道具が並ぶ小径と、生活の匂いがほどよく混ざります。午前中のやわらかな光、午後のきらめき、夕方の斜光。どの時間帯にも写真のハイライトがあり、スマホでも驚くほどきれいに写ります。体力に余裕があれば、日没の20分前に高台へ。空の色が三層に分かれる瞬間が待っています。

持ち歩きリスト

  • 500mlの水、薄手の帽子、日焼け止め、虫除け。
  • ミニ三脚(手すりや段差に置けるサイズ)があると夕景が段違い。

7. ナイトタイム:星と音を“聴く”


キャプション:海風と波音だけの夜。テラスの灯りを落として、夜目が慣れるのを待つ。

夜は照明を最小限に。テラスの灯りを落とし、10分だけ目を暗さに慣らすと、星がふっと増えていきます。波音と風の音を“聴く”ことに集中すると、次第に体温が落ちて気持ちよい眠気が到来。デジタルの刺激を断つほど、翌朝の集中力が戻ってくるのを実感します。


8. モーニング:水平線のコーヒーが一日の設計図


キャプション:朝食後の一杯。コーヒーの香りと潮の匂いが重なる瞬間が好き。

早起きして軽く散歩→朝風呂→朝食の順番がおすすめ。胃に優しいメニューで体が温まったら、テラスでコーヒーを一杯。ここで**“帰りの船までにやることを3つだけ”**決めるのがコツ。チェックアウト、港での待ち時間、お土産の購入。タスクを最小化するほど、最後の1時間の満足度が上がります。


9. モデルタイムテーブル(1泊2日)

  • 11:30 熱海港着→乗船準備
  • 12:00 出航(デッキで景色撮影)
  • 12:30 初島上陸→徒歩でエクシブへ
  • 13:00 チェックイン→客室撮影→軽食で休憩
  • 15:00 入浴→外気浴→テラスで読書
  • 18:00 ディナー
  • 20:30 テラスで星見→早めの就寝
  • 06:30 朝散歩→朝風呂
  • 08:00 朝食→海を眺めながらコーヒー
  • 10:30 チェックアウト→港へ
  • 11:30 出航、デッキで“余韻の1枚”

10. こんな人に刺さる宿

  • 移動そのものを楽しめる(=船旅が好き)
  • 景色を眺める時間に価値を感じる
  • 食事は軽やかに、睡眠は深く取りたい
  • 写真は余白・光・風を写したい

11. まとめ:小さな島で、大きく整う


キャプション:朝の低い光が床を滑る。最後の一枚はここで。

エクシブ初島クラブの滞在は、派手なアトラクションより、**“観る・浸かる・歩く・眠る”**という基本動作の精度を上げる旅でした。海を見て、湯に浸かり、少し歩き、よく眠る。これだけで体の調律が整い、帰りの船で「また来よう」と素直に思える。島という“適度な隔たり”が、心のノイズを自然にミュートしてくれるのです。